個人事業主の経理のやり方を初心者向けに完全解説
開業したものの、
「経理って何をすればいいの?」
「確定申告まで何を準備すればいいの?」
と悩む個人事業主は少なくありません。
実際には、個人事業主の経理は基本的な流れさえ理解すれば難しいものではありません。
この記事では、個人事業主が行う経理業務の内容から、日々の管理方法、確定申告までの流れを分かりやすく解説します。
個人事業主の経理とは?
経理とは、簡単にはお金の出入りを記録・管理する業務のことです。
個人事業主の場合、
- 売上管理
- 経費管理
- 帳簿作成
- 請求書発行
- 確定申告準備
などを行います。
会社員と違い、自分で税金計算の元となるデータを管理しなければなりません。
※会社員は会社が代わりにやってくれてます。
尚、明文規定がある訳ではないですが、判例で会社がやるべきとされています。
税務署も、個人が一人ひとり来られるよりも、ある程度纏められた方が効率的な訳です。
所謂年末調整と言われるアレです。
個人事業主が行う経理業務一覧
主な業務は以下の通りです。
| 業務内容 | 頻度 |
|---|---|
| 売上管理 | 毎日〜毎月 |
| 経費管理 | 毎日〜毎月 |
| 領収書整理 | 毎日〜毎月 |
| 請求書発行 | 必要時 |
| 帳簿記帳 | 毎月 |
| 確定申告準備 | 年1回 |
毎日少しずつ行えば負担は大きくありません。
放置すると確定申告前に苦労することになります。
個人事業主の経理のやり方【5ステップ】
ステップ1 売上を記録する
まずは売上を記録します。
管理項目の例
- 売上日
- 取引先
- 内容
- 金額
- 入金予定日
売上管理表を作成すると管理しやすくなります。
ステップ2 経費を記録する
事業に必要な支出は経費として計上できます。
代表的な経費
- 通信費
- 消耗品費
- 交通費
- 広告宣伝費
- 地代家賃
- 水道光熱費
プライベート支出との混同を避けるため、事業用口座やカードを分けることをおすすめします。
ステップ3 領収書や請求書を保管する
税務調査や確定申告時に必要になります。
保存方法
- ファイル保管
- スキャン保存
- クラウド保存
電子帳簿保存法への対応も考慮すると、デジタル管理が便利です。
ステップ4 帳簿を作成する
帳簿には主に以下があります。
- 現金出納帳
- 預金出納帳
- 売掛帳
- 買掛帳
- 総勘定元帳
会計ソフトを使えば自動で作成できます。
ステップ5 確定申告を行う
1年間の売上と経費を集計し、
所得=売上−経費
を計算します。
この所得を基に所得税や住民税が決まります。
経理をエクセルで行う方法
開業初期はエクセル管理でも問題ありません。
管理するシート例
- 売上管理
- 経費管理
- 請求書管理
- 入出金管理
ただし取引件数が増えると管理が難しくなります。
月50件以上の取引がある場合は会計ソフト導入を検討するとよいでしょう。
会計ソフトを使うメリット
会計ソフトを使うと
- 自動仕訳
- 銀行連携
- クレジットカード連携
- 確定申告書作成
が可能になります。
特に青色申告を行う場合は大きなメリットがあります。
個人事業主が経理で失敗しやすいポイント
領収書を捨ててしまう
経費計上できなくなる可能性があります。
事業用と私用を混ぜる
経理作業が大幅に増えます。
年末にまとめて処理する
確定申告直前に膨大な作業が発生します。
理想は毎週または毎月の処理です。
経理を自分で続けるべき?外注するべき?
開業当初は自分で行う人が多いですが、
次のような状況になったら外注も選択肢です。
- 売上が増えた
- 本業が忙しい
- 領収書処理が面倒
- 記帳が追いつかない
経理は付加価値を生み出しません。
経営者の時間を奪う業務でもあります。
特に、個人事業主は自分自身で新たな価値を創出しなければならないので、
売上拡大に集中するために経理代行を活用する事業者も増えています。
経理に時間を取られているなら相談も選択肢
経理が後回しになると、
- 申告漏れ
- 経営数字の把握不足
- 資金繰り悪化
につながる可能性があります。
もし、
- 記帳が苦手
- 毎月の処理が負担
- 本業に集中したい
という場合は、経理代行やバックオフィス支援を活用することで負担を大きく減らせます。
まとめ
個人事業主の経理は、
- 売上管理
- 経費管理
- 領収書保管
- 帳簿作成
- 確定申告
の流れで進めます。
開業当初はエクセルでも対応できますが、取引量が増えるほど管理負担は大きくなります。
経理に時間を取られすぎている場合は、自分で抱え込まず専門家や経理代行の活用も検討しましょう。


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